さて北海道電力のでんき予報をよく見るようになった北海道民です。
北海道電力としては巨大投資した泊原発なしでの対応を迫られている。
インターネット上ではいろいろな泊原発への意見があるようです。
どうも見る限り、多数派は命に係わる問題なので、
いま利用できる電源として、安全に配慮して稼働せよという意見のようですが、
しかし反対派は、まさに原理主義的に反発している。
ではどう命の危機から逃れられるかは、残念ながらそういう意見からは聞けない。
この問題は北海道民の冬場の生活の安心。安全に直接関わるので、
推移を注視したいのですが、この日本社会の状況では稼働は「ない」という前提で
冬場の北海道で万が一の全道ブラックアウトが再度あり得るということで、
各暖房システムごとに、各自が自己防衛を考えていかなければならない。
もうちょっとこのテーマ、日本社会はきちんと向き合って欲しいと思います。
ということで、わが家の非常時対策として、
灯油熱源のボイラーのチェックを致しました。
当然ですが、熱源は灯油であっても、起動とコントロールには電気が必要。
9月6日のブラックアウトでは丸2日間の時間が復旧にかかった。
しかし、冬場はこの9月時期よりも暖房需要のプラスがあって
390万kwに対して550万kw超の電力需要があるとされる。
苫東厚真の再稼働がまったく不可欠なわけですが、
なんとか頑張っていただくしかない。
で、わが家の暖房ボイラーの消費電力を確認したわけです。
写真がその確認画面です。
わたしのサバイバル作戦としては、以下の通り。
1 クルマにはこまめにガソリンを補給しておいて
満タン状態を維持するようにしておくこと。
2 停電が勃発すれば、クルマをエンジン起動させてロックをかけたまま
シガレット電源から延長コードでボイラーを電源接続させる。
3 シガレット電源からのアンペア数は10Aなので、ボイラーの消費電力を確認する。
4 写真のように250Wとなっている。換算計算をいろいろやってみています。
現状で可能な追加的な方法でチャレンジしてみたい。
・・・というような作戦を考えています。
9月6日には、停電時間中でパソコンなどにこのシステムで電源供給したのですが、
そのときはクルマのガソリンは3/4くらいの残量だったモノが、
7日の停電終了時には、約1/2くらいの残量になっていた。まぁOK。
シガレット電源からの延長コードはどうしても一部「窓を開ける」ことになるけれど、
冬場のことを考えると同時に「換気装置」も停止するので、
そういう意味では最小限、窓を開けるというのはやむを得ないし、
換気にとってプラスになるとも言えるでしょうね。
まぁこういった事態にならないように祈るしかないのが北海道民の現実です。
停電に伴う室温の低下については、それぞれの住宅・建物の
性能によって違いが出るし、蓄熱要素もそこに加わってくる。
外気温が最低でマイナス30°にもなる時期で、どれくらい無暖房で
室温を維持できるかは、ある程度の目安は持っていたいと思います。
10年前くらいに、年末年始の休暇で家を1週間程度空けたときに、
行く前の室温が20°程度が、帰ってきてたしか15°程度だった記憶がある。
15°というのはかなり体感的には寒く感じられ、
冬場の室内気温としてはやはり厳しい。しかし、非常時と考えると
ダウンジャケットなどを室内で着込めば、数日程度は生存環境としては問題ない。
・・・こういうシミュレーション想定を、この冬を前に
北海道民は各自がしっかり把握する必要があると思います。
残念ながら、いまはそういう自己防衛しか対策はないと覚悟しなければ。
Posted on 9月 22nd, 2018 by 三木 奎吾
Filed under: 住宅マーケティング
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