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あぁ、石油価格高騰

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いやぁ、みなさん、消費心理はお元気でしょうか(笑)。
わたしなんかも、すっかり冷え込んでいる方でして、
大好きな魚も、漁業関係の苦境を伝え聞いて、
すっかり縁遠い毎日の献立になってきております。
グローバルな視点では、資本主義の枠組みが大きく拡大し
生産が中国などの新興経済国家にシフトして
その総人口が拡大することで、エネルギーへの需要が増大するのは
大きな流れでやむを得ないと思われますが、
まさか、魚を食べるのが困難になってくる、という現実として
身に迫ってくる事態って、だれも想起できなかったことと思います。
確かに原油価格がここまで高騰すれば、対応できない。
電力会社の決算も軒並み、大きな落ち込みを見せていますね。
東北電力は49年ぶりの赤字決算ということ。
電力会社も、安全性議論によって原子力発電がなかなか進められない中で
結局は火力の割合を大きくせざるを得ない。
そうすると省CO2に逆行すると、非難を受ける。
でも停電などが発生すれば、社会的な混乱を招いた、とこれも非難。
いまの経済状況をくっきりと描き出しているような事態ですね。
しかし、お魚は困った状態ですね。
メディア報道くらいしか、知識はありませんが、
こういう原価価格の高騰というような事態に対しての経営的対応策って、
業界全体として、なにも行われてこなかったようなんですね。
それと、競りシステムで、価格決定が流通側に握られていて、
生産者側の論理が価格に反映できない構造になっていた、という。
よくそういう状態で、これまで仕事をしてきたものだなぁと、変に感心してしまいます。
まぁ、消費者としてはなるべく安くて新鮮な魚介類が食べたいところですが、
さりとて漁業者の生活が成立しないシステムでも困る。
漁協というような組織もあるはずですが
これまでを反省してもらって、今後への対策を知恵を絞ってもらいたいと思います。
政治もシステムも、私たちの生活を守っていくのが第1のテーマだと思うのです。
食の安全保障がきちんと担保できないようなのは
そのシステムに問題があるのだと思います。
農業と並ぶ、民族の食の基本である漁業が危機に至るのは
なんとしても見過ごすことはできない。
安心しておいしい「いか」を食べたいものです。
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