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札幌円山・晩秋の雨上がり

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今週は月曜日から東京に出張で、
水曜日遅くに帰って来ましたが、木曜日には旭川日帰り。
っていうようなことで、またしばらく雨が続いたこともあって、
すっかり散歩に行けずにおりましたが、
本日は早朝出掛けられました。
約1週間ぶりに、札幌地方の自然のうつろいを感受したのですが、
ところどころで落葉がみごとな散りざまを見せてくれている。
雨と風が続いたことで、紅葉・黄葉がすっかり地面を覆っている。
散策しているみなさんも、一様に感嘆の声を上げながら
スマホを取りだして、写真撮影に及んでいました。

確実に季節は進んでいて、
花鳥風月は、ひとつの終焉に向かっていっている。
冬がもうすぐやってくるのですが、
ことしは、できるだけ散歩を続けていきたいなと考えています。
カラダの皮膚感覚で季節の移ろいを感受し続けていくというのは、
人類の中でも日本人がいちばん、その感受性を磨いてきた部分なのだと
だんだん深く思うようになって来ました。
縄文が始まって、弥生とブレンドされて
基軸が形成されてきた,災害も多いけれど、
一方で自然からの恵みの豊かさもすばらしい、この列島の中で、
しかも明瞭な四季変化があった、ということが、
日本人らしさの根っこを形成してきたことは間違いがない。
先日、中国の「名画」といわれる作品群を見てきたけれど、
いわゆる「文人画」といわれる墨絵表現ばかりで
色彩感覚のとぼしさに驚かされた。
しかも、そもそも「文人画」というのは、科挙を通った「文化人士」というエリートの
官僚としての仕事の余技的な感情生活を表現したもののようで
ひどく観念的で、同期のしようの無さばかりが募ってきていた。
日本人はやはり色彩感覚は独特で、
きわめて繊細な色感受性を持っているのだと思うのですが、
それってやはり、この花鳥風月、四季変化という条件が大きい。
ジャパンカラーという色のセットまで存在している。

ということで、
明日以降も、できるだけ、散歩を継続していきたいです。

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