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古民家再生 in 盛岡

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盛岡の街は、旧南部藩の首府として
北上川の河上交通に支えられて畿内とも深い関係にあり、
街には「近江商人」が開いた街区が点在している。
京都町家とも少し違った町家が連なっている。
きのう紹介した「大慈清水」もこの一角にある。
古くからある街並みであり、街区を保存して古くからの東北の商都の
たたずまいを残したいという運動が存在している。

そういった街並みを見ていたら、
一軒、改修工事をやっている現場に遭遇。
大工さんたちが、休憩を取っていたので、
興味深そうな顔をしていたら、見学してもいいですよ、ということ。
もっけの幸いと「取材」させていただいた次第であります。
古民家の再生って、いろんなやり方があると思いますが、
ここでは、ファサードはそのままの雰囲気を維持しながら
内部の徹底的な解体と、断熱気密改修に取り組んでいて
まことにダイナミックな現場。
土台まで内部から裸にしていました。
で、よく見ているとしっかり「防湿シート」も巡らせている。
表側の外壁はどういうふうにするのか、
その連続はどうするのか、いろいろ疑問が湧いてきましたが、
やはり北国での再生工事なので、あたたかく改造する需要は多いのだろうと思います。
写真のような構造材ばかりではなく、
内装の雰囲気も、うつくしい古美ぶり。
こういった古民家があたたかく住みやすくなるのは
住む人にとって、何物にも代えられない要件。
しばし、楽しく見学させていただいた次第であります。

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