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発表作品の創作プロセス

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連休明けの25日には頼まれているある会合での発表。
さらに10月8日にも同様の発表があって、
ふたたびパワーポイントデータ作成に精を出しております。
なんですが、わたしは出版人ではあるけれど
出版企画や編集企画・プロデューサーが本来のフィールドであって、
自分で発表作品を制作するのは、あくまでも余技の部分だと思っています。
ほかの業務がいろいろとあって、時間がそんなに取れない。
頼まれればやむなくお引き受けする、というスタンス。

そうなのですが、
マンガ家志望、創作家志望の昔から、
フィクションや作品の創作プロセスの空気感は肌で知っているような部分があり、
決してきらいではない。
こういう「創作・制作」のプロセスって,おもしろくて
時間がただあればいいかというと、
そういったものではなく、まずは的確な刺激を心に与える必要がある。
それから、バネのようにバウンドしてくるような感覚が起こり、
そのリビドーを大切にしながら、おおまかな構成を組み上げていく。
とりあえず紡ぎ出される「断片」創造に集中して
それを重要な核心的ピースにしながら、
周辺的な必要要素を収集し、構造の構築に進んでいく。
おおまかに出来上がった素描を、今度はためつすがめつしながら、
添削したり、増補したりという「仕上げ」作業でブラッシュアップしていく。
というようなことを繰り返していくのですが、
このプロセスは、時間に縛られた「勤務時間」というような
労働という概念には親しくはない。
作業進行時間としては、どこにどのようにバランス配置して、という
予測はほとんどの場合で,意味がない。

まぁ、そんな時間をこの3連休の間、過ごしております。
その間、いろいろな雑事が発生しまして、
取りかかれる時間は不規則だけれど、
構造と構想は、つねに頭から離れることがないので、
いろいろ他のことをすることも、作業効率上、ムダとばかりは言えない。
寝ることすらも、夢や目覚めの仕方など、重要なひらめきに繋がることがあって、
創造のプロセスでは、重要な「生産過程」ということができる。
どう考えても、タイムカードに時間管理された「労働」とは違う。
まぁ最後は、〆切時間を設定して「えいやぁ」っていうことになるのですが(笑)
それまで、こういう時間を苦しくも、楽しみたい(笑)、と思います。

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