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パッシブハウス選択も、最強は経済原則

きのうは午後から、PVソーラーハウス協会さんのセミナーに参加。
会場では先日、「秋田美人」コラムでご意見をいただいた
秋田のNさんとばったり遭遇。
「わざわざ、秋田から参加なんですか?」
「ええ、パッシブハウス基準クリアのリフォームに興味があって(笑)」
「あれまぁ、すんごい勉強熱心」
っていうことでございました。
まあ、いろいろ情報交換を出来て、これも有意義に。
でも、基本的には秋田美人の研究仲間。そっちが一番盛り上がる。

なんですが、それは置いといて(笑)
セミナーの中心テーマである、ドイツパッシブハウス基準クリアのリフォーム。
札幌の「棟晶」さんが建設した物件です。
施主さんからのリフォームの要望は
「家を綺麗にして。予算は500万円で」という至極一般的なもの。
それに対して、高性能リフォームを説得していくのに、
写真のような明確なコンセプトを提示したということなのですね。
既存の住宅の熱環境性能をもとに
そこで必要な暖房用コストを割り出したら、
今後住んでいく可能性が高い35年間で2100万円掛かる計算になった。
その内訳は、言われるままに行うリフォーム費用が500万円+
35年間に掛かる暖房費用がなんと、1600万円。
(ほえ〜、でありますが、年換算すると45万円前後。確かに北海道では
それくらい掛かっている住宅も多いのです。)
一方で、高性能住宅に改修すると得られる補助金200万円を入れて
パッシブハウス基準クリアのリフォームを行った場合には
35年間の暖房費は40000円で済んで、建設費を入れても
1904万円で済む。
しかも快適な住まいが得られる。
どうしますか、というプレゼンテーションを行ったということなんですね。
まことにわかりやすい。納得ものです。
ドイツパッシブハウスの伝道師のような役割を果たされている
森みわさんなども、大きく関わって実現させたプロジェクトです。

まぁ、こういうわかりやすさは
・北海道という寒冷地であること。
・工事のコスト削減努力が徹底されていたこと。
というふたつの条件が満たされていた、という側面が大きい。
出来上がった建物は、壁厚が400mm以上というもので、
確かに敷地にゆとりのある北海道だから実現できたというのはある。
しかし、コンセプトとしては、全国等しくひとびとの基本的な欲求に叶っている。
そんな思いを強く持った次第です。

PS
きのうのブログ、どうも不安をあおってしまったかも知れませんね(笑)。そういうのが本意ではありません。Appleさんは良くしてくれていると思います。バックアップのTimeMachineは昨日、無事終了しました。私の場合、仕事のデータをいろいろ全部積み込んでいたので、それを(120GBありました)別のディスクにコピーしてバックアップ後、軽くしたMac本体データを「TimeMachine」でバックアップさせまして、都合18時間くらいで終了させられました。これで、環境移行としては準備は出来た次第。あとは、新品到着を待つばかりです。
ブログの更新もバックアップ用のMacで行っていくので、どうぞ引き続きご愛読を(笑)。

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