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給湯装置〜能代の家.3

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京都議定書から離脱したブッシュ政権、何を言い出すかと思ったら
こんどはとんでもない「地球温暖化防止策」を打ち出したそうですね。
宇宙ステーションに巨大な鏡を作って、太陽光を反射させて、
地上に降り注ぐ太陽エネルギーを1%削減させよう、という計画なのだとか。
石油利権がそのままアメリカの政策になったようなブッシュ政権の
体質を良く表現している提案だなぁと思います。
その実行可能性とかは、わかりませんが、
エネルギー消費の削減などという面倒くさいことは絶対にイヤだ、
というような、わがまま放題の本音だけはよくわかります。
っていうような話題になると、本旨がずれますね。
この家では、給湯の熱源としてメインは屋根に取り付けた温水ソーラーを
利用しています。
太陽熱で温水を温め、足りない分は写真右の灯油ボイラーで沸かして
家中の温水に利用しています。
能代は日本海側に面した街ですが、比較的積雪は多くない地域。
ただ、そうはいっても冬場の日射量は太平洋側のようには行かないと思います。
お湯は、どんな気象条件でも生活には欠かせないので
気象条件のみに依存するエネルギー利用では生活できません。
こうした合わせ技が現実的なスタイルでしょうね。
その地域の自然条件に合わせて、最適と思われるエネルギー取得の手法が
それぞれ探求されていく必要がありますね。
札幌なんかまでくると、こういうソーラーパネルはどうなんだろうと
躊躇するケースが増えてくる。
冬場の積雪と、日中の日射しによる融雪、それがさらに温度低下で結氷する、
という条件になってくるので、難しい面があると思います。
やはり秋田県は、比較すれば札幌よりは温暖なのだなと、思いますね。
しかし、こういう工夫を聞かせていただけるのは、
大変共感できて、楽しい思いがいたします。
太陽光反射鏡もいいけれど、
やはり地道な日常レベルでのエネルギー削減努力がベースであるべきです。
石油の値段を上げるのが目的だったといわれても、仕方ないような
政策の連続だった気がします。
21世紀初頭の世界をリードしたかれ、ブッシュの評価は、
さて、どういうことになっていくものなのでしょうか?
超大国アメリカとの付き合いを考えれば、妥協もしなければならないけれど、
困った政策のツケは、どっかにしわ寄せされてくるだろうと思います。

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