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住めば都、かなぁ?〜山里の春

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仙台では社宅として賃貸住宅を借りています。
場合によっては、月に半分も東北にいることがあるので
ホテル暮らしも、いろいろ不便に感じられてくるのです。
山形・愛子方面へのトンネルを抜けたところにそのアパートはあります。
インターネットが常時接続可能で、駐車場がある場所で、そこそこ交通のいいところ、
という条件で探したところ、あったもので
あんまり考えずに、まぁなんでもいいや、ということで決めちゃったヤツです。
札幌で仙台の物件を探したので、例の藤原紀香のCMのもの。
まぁ、大きく宣伝もしているから、って軽く考えていたんですよね。
これがとんでもないんですよね。
まぁ、忙しくしているので、あんまり確認もしないで借りちゃったこっちもまぁ
非はあると思いますが、とにかく「寒い」。
半端じゃなく、冬はまず、札幌の感覚から言えば住めた代物ではありません。
でも、すこし落ち着いてから考えたら、仙台の木造賃貸物件という自体、
こんなレベルであるようです。
壁には、まず断熱はされていないと考えられる。
大きな掃き出し窓は単板のすりガラスのアルミサッシ。
よく見てみたら、雨じまいを考えて下のレールには穴もあけられていて
とてもじゃないが、寒冷地仕様という考えはまったくない。
そのうえ、火事を心配して暖房装置はエアコンが1台のみ。
これで、朝方はマイナス10度前後まで冷え込む
仙台市内の山の中で暮らすのには、
相当の覚悟が必要ですね。たき火を禁じられた山里で
テント1枚で過ごすのと、断熱的にはそう、違いはない。
むしろ最近のテントは、気密性が考えられているので
たぶん、それよりも厳しい環境で、みなさん過ごされているのだ、ということが
まさに実体験できた次第です。
とはいっても、ここで冬の夜を「耐え忍んだ」のは、都合10日前後でしょうかね。
こらえ性のないことで、申し訳ありません。
しかし、断熱気密の考えられた北海道の建物に住んでいると
「寒さを耐える」なんて、前時代の遺物的な感覚なんですよ。
ちょっとした仮住まいなので、軽く考えちゃったとはいえ、
選択の考えのどこかで、大手ハウスメーカーを無意識に信用してしまうような
そういうユーザー心理、っていうものが少し理解できましたね。
みんなきっとこうやって、新築だけれど、まったく寒い家を建てているんですね。
そしてそのあと、じっと寒い冬を「耐え忍んで」いるんですね。
ということで、たぶんもう契約はやめようと考えていますが、
ようやく寒さも和らいで、(とはいっても、夜はエアコンずっと運転)
朝方などの散歩もできるような気候になって
周辺を歩いていると、ごらんのような花の季節が巡ってきています。
やっぱ地元の人に聞くと、トンネルのあっちとこっちで
季節感は1ヶ月違いがあるのだそうですね。
花の季節も、普通の仙台で散り始める頃に、
ようやくほころび始めるのだそうです。
まぁ、ようやく東北のきびしい冬を越えたという
実感、身に迫ってくる喜びがあるわけですね。
しかしまぁ、耐え忍ぶ冬の寒さ、かなり辛いものがありましたねぇ。 むむむ。

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