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【暴発する「院内感染」と防護服不足】


昨日の北海道のPCR陽性反応者22名のうち、実に17名が「院内感染者」。
ここ数日の感染者数低減傾向にブレーキが掛かってしまった。
命を救う最前線現場でのきびしい状況が伝わってくる。
その現状について、厚労省副大臣の橋本岳氏のFacebookに以下の要旨発言。
<4月18日 3:43記述>
〜(国会での)答弁が辛いのは、医療現場におけるPPE(マスクを始めとする
個人防護具)不足についてのご質問をいただく時。安倍総理もこのことに関し、
医療現場の方々へのお詫びの言葉を述べていました。
必要な防護具が無い中で誰が新型コロナウイルスに感染しているかわからず、
或いは感染していることを知りながら診察や看護をしなければならない状況は、
医療者であってもさぞかし恐怖なことでしょう。見捨てられているような感覚も、
怒りも、覚えることでしょう。そして実際に医療施設内感染に歯止めをかけることが
できていません。〜と政策当局者としての悔悟を語っている。
〜もちろん生産や調達に政府も企業の方々も努力しています。しかし肝心の
PPEの実物が現場に届くには今少し時間を要します。医療関係者の皆さまに
ぜひ多くの方々から感謝の気持ちを表していただきたい。昨日までのところ
爆発的増加とまでにはなっていませんが新規感染確認者数は予断を許さぬ状況。
当面この状況を改善するために「感染しない/感染させない」ことが最重要。
◯お家でお過ごしください。
◯特に風邪っぽい症状があったら、軽くても休んでください。
◯密閉空間・密集場所・密接会話を避けマメな石鹸手洗い・換気を。
◯医療関係者はじめ現場に立っておられる皆さまにわずかな時間でよいので、
思いを致してください。
◯心ならずも感染してしまった方々に暖かく接してください。〜要旨引用以上。

現行憲法や法的枠では私権も制限できず、状況の完全国家管理などできない。
厚労省のスタッフには知人もいるけれど、その激務はハンパない様子。
とくに医療現場に感染防護用具が徹底的に不足してきている状況。
いままさにギリギリの状況であることがわかります。
こういう状況の中で、やむを得ざるカタチで「院内感染」が多発している。
北海道でも多くの病院でこういう極限状況が発生している。
最前線のこの状況の中、わたしたちに今できることはやはり行動抑制によって
人的接触を可能な限り低減させることに尽きるのだと思います。
国民の行動抑制によって感染爆発はいま起こってはいない。
ここ1−2週間が決定的な局面だろうと思われます。

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