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印刷博物館まである会社

ウチの雑誌は、
凸版印刷さんにお世話になっております。
とはいっても、札幌での話ですので、
東京の本社というのは、はじめて伺った次第。
小石川にあって、本社事務所となっています。
でも登記上の本社は、台東区台東1丁目にあるようですね。
高速道路にすぐ隣接していて
通りの反対側から見上げるほどの高層ビルですが、
外観全景をきれいに見ることはできにくい。
でも、なだらかな曲面を見せて優美なフォルムのビルです。
内部には、エントランスに面して大きな吹き抜け空間があり、
写真のような広場的空間になっています。
こちらの2階でセミナーが行われていたのですが、
その階には、レストランも併設されていて、
来客への利便も考えられていました。

で、驚いたことに
さすがは、日本の印刷会社をリードする存在だけあって
地階には「印刷博物館」まであるのですね。
貴重な印刷の歴史的な遺品が展示されておりまして、
セミナーの休憩時間などに、見学させてもらいました。
 
日本は、戦後の高度成長の結果、
多くの大企業が生まれました。
そういう存在をたくさん生成させること自体が
国家的な目標だったのか、
っていうような思いも致します。
住宅産業のことでいえば、
このことは明瞭で、ハウス55計画という国家事業で
多くの住宅「大企業」の育成が目的的に行われてきました。
明治以来の国家独占資本主義的な、政策誘導の結果、
このような大企業が伸びてきたというのが、歴史的経緯なのでしょう。
市場の整備と、競争の結果、
こういった存在が、経済を支える主要プレーヤーとなってきた。
そして、こういう中で、大企業が
国境を越えて、世界規模の競争の中でさらに成長していくという構図が
基本的な日本の国家戦略だったのでしょう。
中小零細企業は、そういった大企業の活動に刺激を与え、
その成長発展をさらに助けるように
そのように経済が生きて成長してきたと言うことなのでしょう。
ただし、こういった大企業寡占が、
経済の固定化をも招いている要因にもなってきている部分はあるでしょう。
寄らば大樹、的な発想が若い年代に極端にかいま見え、
独立企業的な動きが見えにくくなっている、という状況も見逃せない。
地方零細出版としては、まぶしいような光景であります。

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