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【新千歳と仙台、空港で感じるにぎわい差】

仙台から帰還しました。
金曜日から日曜日の3日間の旅程で各種取材、訪問活動。
いろいろ取材もあったので、そういう報告もまとめますが、
今回は飛行場のにぎわい、とくに新千歳空港の混雑ぶりがハンパなかった。
相対的に仙台の方は乗降も非常にスムーズでした。
折からさっぽろ雪まつりシーズンということもありましたが、
新千歳出発ロビー階の混雑ぶりはまさに異常な状態。
団体のみなさんなどが広い通路部分に並んでいたりするので
ヘタをすると「足の踏み場もない」ような状況が現出していました。
利用客もまことに国際色豊かで国内線路線だというのに、
日本語の話し声は少数派というような印象。
国内線旅客利用では2016年段階で、千歳は約1873万人で
羽田の約6494万人に次いで国内2位ということだそうです。
一方で仙台は速報値で約294万人。
羽田はご存知のように空港機能は実質2つにわかれていて、
しかもそれぞれで乗降口が千歳の3−5倍くらいある感じで、
たくさん歩かされるけれど、スムーズには「通過」できるように思う。
それに対して千歳は、乗降口が20くらいしか整備されていなくて、
とくに最近のLCの乗り入れ増加で爆発寸前ということなのでしょうか。
羽田に対して30%くらいの乗降客があるのに、
インフラ環境としては、かなり整備の遅れが目立ってきた。
参考にしたのは2016年段階データからのものですが、
その後の中国客の個人旅行の増加、国内線の利用増加を考えると
いまは、羽田の4割くらいまで伸ばしてきているのではと思います。
そうした点では仙台は、その千歳の1/6程度の利用ですから、
やはり地域観光客吸引、振興という面では、ややさみしい。
東北の「玄関口」というようには仙台は機能していない面もありますが、
震災復興需要もおおむね一区切り付いてきたことを考えると、
本格的に地域への吸引策を考えていかなければならない。
民営化プランが進行中ということなので地域を挙げての振興努力に期待。
千歳の場合、ショッピングモールとしての魅力も持っていて
旅客以外の利用者もたいへん多いとされている。

わたしは比較的に多くの地域の空港を利用することが多いので
こういった地域差を日頃から肌で感じさせられる次第です。
で、きのうはカミさんが迎えに来てくれたのですが
彼女はやや風邪気味。
もう1日休みがあるので、看病しつつ休養に努めたいと思います。

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