本文へジャンプ

薪ボイラー

7935.jpg
こういう機械、面白くて使いたくなる気持ちはわかる(笑)。
これは薪など、なんでもいいのですが、
どんどん投げ入れて燃焼させてエネルギーを得ようという
非常に単純なシステムです。
長野県の取材先で利用していました。
わたし的には家の中にあってもいいのではないかと思うのですが、
まぁ、多くの場合、屋外に物置を造ってそこに収めているようです。
わたしは北海道の生まれ育ちなので、
石炭ストーブ以来、こういう燃焼物投入口が明確なものって
見慣れている部分があるので、家の中の土間的な部分に設置してあって
ラフにエネルギー源を投入して暖房装置として利用することにためらいはない。
というよりもより積極的に、寒さと立ち向かっていくのだという
暮らしの中での決意が感じられて、むしろ爽やかな心境が得られる気がする。
というようなことなのですが、
これで燃焼エネルギーを得て、
給湯エネルギーは熱交換して、およそ200リッター程度の温水として
利用することができる。
また、暖房設備としては、同じく温水に加温させて家の中の土間ピットに
放熱器を設置してそれに加温水を通して暖房させるようになっている。
燃焼させる薪などは、結構な量になりますが、
この住宅は農家住宅であり、バイオ燃料は供給可能、ということ。
で、この暖房システム、実は工務店さんが自分で配管とか
全部工夫しながら、組み立てているのだそうです。
そう言われてみたら、確かに配管のつなぎ目など、ユニークな(笑)
仕上げぶりが目に付きます。
まぁ、石炭ストーブが自分でメンテナンスするものだったことを考えれば
こういう事も理解できますね。
むしろ、暖房機すらすべて専門業者さんに依頼しなければならない
という状況は、あまりサスティナブルとは言えないかも知れませんね。
なにはともあれ、
施主さんと設計施工者、取材者と3人で
屈託なく、エネルギーのことを話し合ってみましたが、
そういう正直に本音で話ができるような雰囲気が
この薪ボイラーからは、オーラが発信されているように感じた次第です。
まことに気っ風のいい、清々しさを感じました。

北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
北海道・東北の住宅雑誌[Replan(リプラン)]|家づくり・住まいの相談・会社選び

コメントを投稿

「※誹謗中傷や、悪意のある書き込み、営利目的などのコメントを防ぐために、投稿された全てのコメントは一時的に保留されますのでご了承ください。」

You must be logged in to post a comment.