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ホテルのシェービングフォーム

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さて、きのういったん札幌に戻って参りました。
月曜日から、仙台〜青森〜北上〜秋田〜奥州市水沢〜福島県飯館〜仙台空港
っていうようなスケジュールで動いてきまして
ようやく週末札幌で過ごせる次第です。
なんですが、土日は頼まれた講演がありまして、
また月曜からは、今度は名古屋に飛びます。
っていうような旅の暮らしの毎日のきょうこのごろ、
あるホテルで出会ったシェービングフォームのことであります。
普通わたしが仕事先で泊まるようなビジネスホテルなどにはこのような備品は置かれていない。
まぁ、そこそこのランクのホテルでのことです。
ふだんは常時携行している、Shick社の泡の出るタイプを使用するのですが、
ふと部屋の洗面をみると、写真のような瓶があったのです。
普通この手のシェービング材料は良くても袋詰めのジェル状製品が多いのに
なんと、きちんとした瓶に入っているタイプなのです。
しかし、どうも置かれている場所が「???」だったのです。
3点セットの、洗髪と液体石けんとは離れて
それも一番端っこの方に、消え入りそうになって置かれている。
まるで使って欲しくない、とでもいいたげな微妙さなのであります。
しかし、よく見ると瓶の形状とかデザインはなかなかいい。
って、メーカー名をみると女性化粧品の大手、P●LA化粧品製となっている。
へ〜、P●LAがこんな男性向け製品、出しているんだ、
という興味が湧いてくる。
じゃ使ってみっかなぁ、と「使用法」を確認しようとしたが、
きわめて読みにくい(笑)。
いや、老眼が進んでいるので、小さい字が辛いという高齢化の影響ですね(笑)。
でも考えたら、風呂や洗面で使う製品ならメガネをはずしたカラダの状態が一般的。
であれば、日本のメーカー・消費者の製品コミュニケーションの現状に鑑みれば、
こういうポイントを重視していないのは、どうなのか?
で、こっちは裸なので、早く使用したい。
で、写真右手の説明書きを見る。文字がすべて同じ大きさで
並列的でしかも量が多い。
その最初に、液体なのに、「ピンポン球2個分位を手のひらに取り・・・」と書いてある。
「???」、どうすればいいんだこれ?
ピンポン球というのは固体を想像する言葉。
それに対して、内容物は液体なんですね。
これでコミュニケーションはほぼ絶望的な状態に置かれてしまう。
ここで、「いいやもう、面倒くさい。シェービングフォームだろ、これ」
っていう心理になって来るのは自然とは言えないでしょうかね。
で、いつものShick社製の使い方の習慣行動で瓶を振った。
瓶のなかで液体が白くにごった部分と、透明な部分に分かれた。
どうも不可解な状態になった(笑)。
心配になって説明書きの先を読み進めてみた。
「頭部を上向きにして振らずにご使用ください」と、書かれている(!)。
え、振らないで、液体が「ピンポン球になる?」
っていうような状態がどうしても、素人には想像力が湧いてこない。
こういう状態に追い込まれると、
「もういいよ、適当に好きなように使ってみよ」という自暴自棄的な状態になってしまう。
で、それから出してみると液体のサラサラ状態に多少、泡がたっている。
それを顔に付けてみる。
「あ、だめだこれ」という印象が襲ってくる。
ふつうの石けんで泡立てたのと違わないような肌の感覚。
シェービングフォームのなめらかさが、まったく感じられない質感。
でもこうなるとしょがないので、そのまま、髭剃りを始める。
書いたような、案の定の感じですね。
まぁ、ひげはそれる。けれど、そのあとにどうしようもないつっぱり感が残る。
大体、こういう感じだと一生懸命に顔を洗っても
つっぱり感が消えないのです。
でも、石けん水とは少し違って、つっぱり感は多少少なかった気がします。
説明書きにはご丁寧に、「お肌に合わないときはご使用をおやめください」と書いている。
絶妙な言い回しだなぁと、一本取られた感じ(笑)。
念のため、このブログを書くに当たって、
P●LA化粧品のHPでちょっと確認したのですが、
この商品は見あたりませんでした。
どうもよくわからない、キツネにつままれたような感じであります。
まぁ、よく使用法を確認しないで使ったこちらの問題が大きいのでしょうが、
もうちょっと「男性髭剃り」マーケットへの調査が必要なのではないかと思われた次第です。
って、買ってもいないのに大きなお世話ですよね(笑)。ではでは。
北のくらしデザインセンター
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