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住宅デザインの講演

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きのうは「パッシブシステム研究会」という、
自然換気による暖房・換気のシステムの普及を目指す会での講演。
基礎断熱した床下・土間空間に温熱装置を設置し、
外部の新鮮空気を取り入れて加温。
その暖気が自然な動きで上昇気流になって家の中をゆっくり上昇。
それが建物頂部の排気口から排出されていく。
っていうようなシステムで、北方圏型の住宅熱源システムとして
北海道の住宅研究者たちが開発したもの。
その総会の席で、講演を頼まれた次第。
そのような技術系の団体での講演と言うことで、
普段は、研究職のみなさんが講演主体になることが多かったのですが、
今回はわたしに話せということで、
むしろ、普段は聞かないような「住宅デザイン」系のお話しをして参りました。
歴史的な視点や、ライフスタイルとしての間取りの視点から
最終的には今後の住宅デザインの方向性というような
お話しにまとめて見た次第です。
まぁ、いろいろな場所で講演を頼まれるので
今回はそういった視点に絞ってみたと言うことですね。
講演後、いろいろなみなさんと名刺交換やお話しをすることが出来まして、
活発なお話しをすることが出来ました。
住まいというものを初源的にとらえ直して、
人間らしい暮らしの入れものとしての意味合い全体を考えることって
みなさんにとっても、興味をそそられたようで、
講演の中の紹介写真を切り口としたたくさんの話題で盛り上がり、
楽しい時間を過ごすことが出来ました。
貴重な出会いの機会に感謝、であります。
そのなかで、きのう書いた「変形屋根」のことも出て
大爆笑の展開になっていました。
会員の中には、くだんの屋根形状の住宅を建てていたメンバーも多く、
その意味合いがくっきりと見えてきた思い。ああした変形屋根の
根本的な動機は、やはり断熱不足の状態の中で
発生せざるを得ない氷柱・すがもれ対策と、
三角屋根デザインへのユーザーと作り手の「飽き飽き感」というものの
複合的な要因から、大流行したのだと言うこと。
講演の中ではあまりよくは言っていなかったのですが、
みなさんそのあたりは、苦笑いしながらも同意したりしていまして
なんとも楽しい展開でした(笑)。
一回の講演で、ずいぶんと親しいみなさんが増えた思いで
大変有意義に過ごせました。ありがとうございました。
北のくらしデザインセンター
NPO住宅クレーム110番|イザというときに役立つ 住まいのQ&A
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