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植物とふれあう歓び

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週末はたいへんいい気候に恵まれましたね。
わが家はカミさんと、先日行った「虎杖浜」に温泉入浴のドライブへ。
で、それ以外は仕事と、事務所の庭仕事に精を出しておりました。
10年ほど前の新築当時には、樹高は2mにも満たなかった「かつら」の木、2本。
これがいまや7mくらいにまで成長しておりまして、
お隣さんにご迷惑にならないようにメンテナンスしております。
この庭は、造園屋さんにお願いして造作してもらったのですが、
現在はあれこれと、こまごま自分で手を掛けるのが楽しみであります。
とはいっても、出来るのは雑草を抜いてあげたり、
剪定したり、水やりしたりといったたわいのないレベルなんですが、
はじめると、これがまた、無上に楽しい。
手を掛けてあげると緑というのはすぐにそれに応えて照りが出てきてくれる。
わかりやすくコントラストが利いてくる感じがいたします。
エントランスや、庭木植栽部分の整理整頓、さらに建物の周囲の犬走り部分の除草など、
楽しく出来る作業は盛りだくさんにある(笑)。

やはり緑は生物としての人間にとって
いちばんビビッドに反応する対象なのだそうで、
散歩して、緑のコントラストの中を体感し始めると
その奥行きの深さにまたまた圧倒されますね。
自然は、どうしてこんなに完全なデザインになるのか
と、驚かされる次第です。
まぁ、当たり前ですが、
日の光と、自然の気候条件の中で緑がそれを受け止めて
生き生きとした生命活動を展開する。
そのグラデーションほど、人間の本性を刺激するものはないのでしょうね。
子どもの頃に「世界寓話全集」という本が愛読書だったのですが、
そのなかに、火星から高等知能動物が地球に来訪し、
それを地球最高の知性たる知識人が迎えるというお話しがありました。
ロケットが着陸して
地球の光景を見渡して、その火星の知識人は
「あの緑色の静かな生き物たちはなんですか?」
と質問します。
地球の知識人は、「ああ、あれは木です。取るに足らないありふれた下等生物ですよ」
と答えるのですが、
「そうですか、でもわたしにはこの星で一番高等な生物に見えますが・・・」
と火星の高等生物が返してくる、というエピソードでした。
こういうストーリーって、なぜか50数年も経っても忘れない。
面白いものだなと、気付かされますね。

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