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学生の匠より〜5

準優秀賞作「赤秋を過ごす家」〜北海道職業能力開発大学校・りんごぐみ
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赤秋というのは、青春の対語ということで、子供も巣立ったあとの暮らしを表現している。
夫婦二人だけのくらしに対して、建築的にもゾーニングの仕分けでパブリック・プライベートを「緑の廊下」という装置的な仕掛けをもちこむことで、自然環境とのつながりを意識させ、豊かさを演出するものです。
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玄関を入ると土間空間が広がり、壁に沿っていくと縁側〜庭にいたる「緑の廊下」があります。ここの天井は吹き抜けていて、家の中の明確な区切り目になっています。
その奥は1〜2階ともプライベートなゾーンが集中されています。手前側は土間や居間などといったややパブリックなスペースに仕分けられています。(明確なのはいいのですが、2階では吹き抜けに通路がなく、玄関側の2階に行くには飛んでいかなければならない・・というご愛敬な設計ミスもあります)
提案のユニークさで、審査の目にとまった作品です。

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