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谷地頭温泉と焼き鳥弁当

きのうは青森で講演会があって、その取材に日帰りに近い出張。
しかし飛行機は時間も合わないし、さりとて終わる時間が微妙ということで、
汽車でも札幌まではその日のうちには帰れない。
という難しいスケジュールなので、クルマで早朝出発して
函館まで行く。そこから函館―青森往復は汽車で、という予定で
帰ってくる時間の関係から函館もしくはどこかで1泊という予定を立てました。
早朝のほうは、いくら早くても対応できるという高齢ぶり(笑)。
なんと、3時半には起きて家事を片付け、
4時半には。札幌を出発できました。・・・自分でもあきれる。
道中は朝の空いた交通状況の中、順調に函館まで3時間半ほどで到着。
函館を汽車で出発するのに若干の時間があったので、
迷うことなくお気に入りの公共温泉「谷地頭温泉」に寄ってきました。
まぁ、この温泉に入りたくて早起きした、ともいえる(笑)。
市街地にあって、しかも運営が公共の函館市であるのですが、
温泉はまことにすばらしい泉質で、ぽかぽかと体が温まり、
なかなか汗が引いていかないほど。
露天風呂もすてきな木の浴槽なんですが、
陽光を浴びると、湯の色はもうオレンジに近いような美しさ。
泉質に含まれる鉄分がこのような色合いをかもし出すのだそうですが、
たいへん幻想的とも思える玄妙さであります。
温泉成分が強すぎて石鹸はなかなか泡立ちがよくないし、
温度も高すぎるので、加水してちょうどよくしているのだそうです。
朝湯の時間からはやや遅めの9時ころに入りましたが、
比較的空いていて、のんびりと手足を開放させられます。
わが家は朝湯の習慣なのですが、きのうは家ではなく、
この入浴料420円の谷地頭温泉で、運転の疲れを癒しておりました。

さらに、そこから駅に向かう途中に
今度はおあつらえ向きに「ハセガワストア」があって、
写真のように「焼き鳥弁当」ゲットであります。
きのうはつい「大盛り」を注文してしまったのですが、
値段650円はまことにリーズナブル。
わたしがこの焼き鳥弁当ファンと書いたので、
函館地元の知人が、
「三木さんね、焼き鳥弁当はこうやって串をはずせるようになっているんだよ」
とご教授いただきました。
焼き鳥、といっても豚串ですが、の串を上ふたと下ふたの間に挟む。
容器には串を通せるように「串穴」がセットされているので、
そこに通しながら、串を抜く。
そうすると、豚肉と間のねぎが食べやすくばらばらになるのです。
なかなか焼き鳥弁当、奥が深い楽しみが味わえますね。
ささやかな函館出張の楽しみ2題でした。

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