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失われて知る街の記憶

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ことし、都市化の波の中で14年間という短い歴史だったわが母校の中学校同窓会の幹事でした。
私の役はまたもや編集長。で、景気も悪いし、広告をたくさん集めて会誌をつくるのはやめようとなり、かわりに出したアイデアが、「復元校区地図」。
街の記憶って、ほとんどがそこに存在した建物や住宅に負うところが大きいもの。
しかもわたしたちの札幌の街は、急激な人口増加で街中にあった母校や周辺は、住宅地からオフィス街などに変身した地域。そうした街の記憶を残して記録しておくことで、失われた青春のよすがをたどりたかったのです。
しかしいまから40年以上まえの「住宅地図」を探すのは大変で、作業はけっこう困難でした。
当初はゼンリンが頭にあったのですが、同社はまだ札幌に進出する前。そのかわり札幌市が住宅地図を作成していたという情報を聞きつけ、さっそく人づてで当たると「札幌市資料館」に一部存在との情報。
でも、年に1度づつ作成の資料も紛失がつづき、現在、該当する年代で存在するのは、ようやく3年度分のみ。・・・というような資料探しから、貼り込み作業、付け合わせ。
ありゃりゃ、地図としての整合性が確保されていないんだ、という貴重な? 発見もありながらも、ようやく印刷までこぎつけた次第。
こうした苦労の甲斐があって北海道新聞でも取り上げてくれたおかげで、4冊セット・1000円のカンパをお願いした地図は飛ぶように売れ、大反響でした。
でも印刷は多めに刷っておいたのでまだ在庫があります。
同窓生ではなくとも、昔の札幌中心部(やや西より)の様子が知りたいときには、あると便利で、しかもなんといっても見ているだけで「タイムスリップ」して面白い!
ということで、なんか通販みたいですが、興味のある方は、下の「コメント」をクリックして、記載欄に書き込んでお寄せください。

2 Responses to “失われて知る街の記憶”

  1.  6月の同窓会に出席し、その地図セットを購入した一人です。
     80歳を越えた老母に見せたところ、40年前を思い出し、懐がっておりました。S47年の冬季五輪をきっかけに街の様子は大きく変わりましたね。
     ちなみに、地図作成のエピソードと写真をを掲載した「北海道新聞」の記事を切り抜いて、一緒にファイリングしてあります。

  2. おかあさん喜んでくれたようで、うれしい。
    って、わたしたちもかなり懐かしがる年代になってきましたよね。

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