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能代の家〜東北住宅大賞優秀賞の家

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優秀賞:能代の住宅
設計者:納谷学・納谷新(納谷建築設計事務所)
当地で高校時代まで育ったという設計者の実家の住宅です。
この家でも、大賞の家と同様に「入れ子状」の構造が試みられています。
外皮は無機性を感じさせるような印象ですが、
2階部分の採光窓の連続が、ユニークな室内空間を生み出しています。
この家でも、主たる居室部分は内側の入れ子状部分に集中され、
それをぐるっと囲むように回遊動線的な空間が回っています。
その内部は可変的な建具で仕切られていて、
冬場には動線もきわめて小さくて済む居住空間が展開しています。
この障子のような建具を開放していけば、夏場の開放的な生活空間が広がっていきます。
プラン・デザイン的にきわめて秀逸な作品です。
この設計者の家は、東京でもオープンハウスの機会があったので
見に行ってきたりしました。
このブログでも、そのときの印象を書いたのですが、
この入れ子状のスタイルというのは、設計者の手法なのか、
どちらも、外周をぐるっと囲む手法が試みられています。
こういう手法を採用することで、いろいろな面白い空間を生み出していけるのだなぁ、
と思った次第です。
<なお、この家についてはリプラン東北版で追って掲載予定です。>
ここんとこ、悪かった体調もおかげさまでだいぶ、回復。
心配していた坊主も、ついに鼻水が来まして、お医者さんに見せたりしたのですが、
こちらも、軽い風邪、ということで、治まっております。
でも、北海道は、まだ春遠し、という寒さが続いております。
みなさんも、ご自愛ください。

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