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森に暮らす家_3

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さて、森の家の3回目です。
写真はこの家を特徴づけている「下屋」部分の様子。
右側写真が室内側からの光景です。
室内から見ると、ピクチャーウィンドを切り取る上部の額縁であって
熱環境的には、南面からの強い日射を遮蔽する役割を果たしています。
伝統的に日本の家屋では、このように景観を切り取って
眺め愛でるのが、私たちの精神文化。
こういうフレームがないと、間延びした自然に感じられるのではないかと感じます。
こういうふうに枠に嵌めることで、かえって、奥行きを感じるのかもしれません。
一方、左側の写真は窓の外側の下屋の様子。
ここでは屋根の付いた外部、ガラスのない外部と一体化した内部、
そのどちらともいえない、いわば中間領域ですね。
庭土とは若干のレベル差があるので、外気のなかにある「内部」という感じが正確。
この半外部には、中側から4カ所の出入りが考えられていて
ちょうど取材に伺ったときにも、小学生の息子さんが
森を眺めてたたずんでいたところでした。
たぶん、感覚的には「外の居間」というイメージで暮らしているようです。
キャンプ用のテーブルや布製の折りたたみ椅子などが
いま、現在のこのお宅で、もっともくつろいで過ごしている場所なのだなぁ、
と実感できましたね。
屋根や、ガラス窓越しの内部、床の煉瓦などがここちよい安心感をもたらして
からだは気持ちのよい薫風に包まれる、
そういう居心地の良さ、というのがこのスペースの特徴。
戸建て住宅の素晴らしさ、を十分に堪能できる空間ではないでしょうか。
この家のほかに都合3軒の取材と、事務仕事をかたづけ、
夜10時半頃に仙台から札幌に帰還いたしました。
けさ、全日空のわたしのHPをみると、ことしの搭乗回数が42回に達したそうで、
さすがに体が、しんどく感じられて参りました。
疲れが溜まってくるとストレスが増してくるので、
運転も気が行き届かなくなってきます。
十分に安全運転を心がけねば・・・。
バタンキューで、今朝の目覚めもイマイチか、イマ3くらいのつらさ。
ということから、更新が時間、遅れました。
申し訳ありません、元気を出して頑張ります。

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