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【宮大工伝統手彫り工芸、わが家のインテリアに】


3連休でありますが、感染拡大もあり自宅でのんびり。
兼用事務所なのでまぁふだんと変わらずの日常であります。
で、そういうことなのできのうご紹介した富山県宮大工の手になる浄土真宗寺院の
火災厄除け・木彫装飾の設置場所を検討して
玄関エリアの「DIYコート掛け」の上部が棟木のように見立てられる横架材なので、
その頂部であれば納まりがいいかもと考えました。
玄関であり、来客なども見ていただけるのでちょうど好都合。
多くのみなさんに、この富山県由来の木彫装飾を鑑賞いただける。
永い時間を「防火厄除け」の使命に捧げてきてくれたこの作品に
第2の役割を果たしてもらうに、いい箇所かもと考えた次第。

この手づくりDIYコート掛けはスタッフたちが手掛けたもの。
設計から施工まで「ああしよう、こうしよう」と工夫してくれた。
そういう労苦の作品に、富山の宮大工仕事の作品が「花をそえる」のではと。
まぁ大先生の見本作品が、ものづくりの心を教えてくれる(笑)。
わたしどもの事務所兼用建物はコンクリートブロック+混構造なので、
いわゆる木造的な構造部分は少なく、そのなかで
木造のこころが伝わってくるような場所、仕掛けとして考えてみた。
で、このコート掛けの「棟木」はツーバイ材で細い面が上を向いている。
そこにこれも幅約6cmほどの作品を「立てる」。
ということで、接着材は極力少量にしたい、また釘で繋げるのも
工芸作品に対して畏れ多いような気もしてくる。大工さんに申し訳ない。
しばし作戦を考えて、木ダボによる連結を思いついた。
緊結させる両方の接合部分断面にダボ穴を開けて、
そこにダボを埋め込んで上から押し込めば安定するのではという考え。

よく家具の接合では使われる手段だそうですが、わたしDIYでは初めての取り組み。
当面、設置場所への多くのみなさんからの「意見」も聞いていきたいので
ダボ緊結であれば、万が一、別の場所に移転させるにも好都合。
ということからまだ接着材は使わずにダボだけで保持させてみたい。

で、DIYショップであれこれと段取り購入。
目を皿のようにして「木ダボ」10個入りを発見。たしか100円くらい。
その寸法が太さ8mm、長さが30mmということでした。
それにあわせて電動回転工具の刃先のドリル金物を探した。
メガネをしてこなかったので、細かい商品説明書きが読み込めず、
親切なDIYショップ店員さんのお世話になって、たしか6−700円ほどの
ものを購入してきました。刃先の取り付けは各工具で違いがあるようですが、
その「締め込み」方法の違いで2種類あるということを初めて知った。
で、木彫装飾を採寸して、合計3箇所のダボ穴箇所を選定。
そこにマーキングして、ドリルで穴開け。あっという間に終了。
さすが電動工具であります、高齢者DIYの頼れる味方。
相方のコート掛け棟木にも同じ寸法位置にマーキング、穴開け。
多少木くずが発生しますが、たかが3箇所なので目立つほどではない。
で、棟木側にダボを装着。事前採寸通りピッタリと緊結された。
・・・本当は8mmといっても微妙に違いが、と不安だったが、さすが木工なので、
細部では木同士で円満に納まってくれるように思います。
最後に木彫装飾を上から落とし込み、嵌め込んだ。
これも、木同士の相性がバツグンだったのか、実に具合良く納まった。
すこし窮屈そうな手応えがあったあと、手での加圧によってピッタリ感が出た。
納まった後、手で確かめてみたがシロウト仕事にしては見事な緊結感。
この様子では、このまま位置が決定されても接着材までは不用かも知れない。

ということでしたが、どうもこの木彫装飾職人さんの導きだったかも(笑)。
シロウトDIYでダボを直感するなど、自分で信じられない。
天上から木彫装飾職人さんが自作品の行く末を案じて
わたしにスーパー超伝導で教えてくれたように思います(笑)。ありがたや。

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