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【野に花踊る。オオウバユリとの再会】


新型コロナ感染はなかなか終息には至らないけれど、
5月末での「非常事態宣言解除」以降、ようやくやや落ち着きが。
慎重さが求められますが、徐々にな活動再開、平常を再獲得したい。
危機になっていまの日本のメディアの状況が露わになった部分があり、
なぜこういう風にしか、と思うところがあってたいへん悲しかった。

しかしそんな気分は、季節の本格的な躍動にカラダ丸ごと委ねることで、
自然と「癒やされていく」のではないかと思います。
ここのところ、早朝散歩では毎日1時間半ほど歩いています。
歩数では、大体10,000歩をオーバーする。
距離ではおおむね7km超というレベルになって来ております。
北海道神宮にコロナ退散祈願を欠かさず、そこから円山自然林を
歩きまわる散歩コース。
そしてことしもついに、写真のように「オオウバユリ」との邂逅であります。
毎年、折に触れて写真でご報告しておりますが、
アイヌの人たちのソウルフードである根菜を涵養する植物。
根にデンプン質が蓄えられて、それを粉末にして料理していくのですね。
一度その食べ物を食べたことがありますが、まことに「この地」の味があって、
「地物」という強い風合いが感じられた。
食べ物としてはそういう存在ですが、その花の成長ぶり、
遷移変身していくその姿がたいへんドラマチックで日々、驚かされる。
きのう、そのつぼみに再会できたのですが、
この写真のつぼみ状態から、花がすっくりと立ち上がって、
「ユリ」科の花らしい愛らしい姿カタチを見せてくれる様が、
劇的な展開であって毎年、目と心を楽しませてくれるのです。
このブログ過去検索で「オオウバユリ」と入力されるとたくさん画像が出てきます。
こういう楽しみはまことに無上の醍醐味を感じる。
人間は自然、大地という豊かさに深く抱かれていることが実感できる。
毎日、その姿に触れられるこころの満足感は計量不能(笑)。
ときどき、その写真をこのブログでウォッチ、公開していきます。

なんですが、野の花たちはじつに「百花繚乱」であります。
昨日も散歩からの帰り道で、写真のような花を発見しました。
清楚な白にはかなげな黄色が浮かんでいて、まことに可憐。
うっとりと撮影させていただきましたが、同好の方と話していても名前が不明。
ということで、インターネットで「この花の名は?」みたいなサイトに質問。
さっそく答が返ってきました。
「バイカウツギ」と言う花なんだそうです。
〜バイカウツギ とはアジサイ科の植物の一種。別名サツマウツギ。
落葉低木の一種で、現在では南東ヨーロッパや小アジアが原産とされる。
名前の由来はウメに似た花を咲かせることから。〜とのこと。

人間世界の騒々しさからすこし距離を置いて
こういう美感の世界に全身つつまれて暮らしたいと思う日々であります。

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