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【モノを大切にするニッポン 「布マスク」到着】


ずっと違和感を感じ続けていたことがある。
今回の新型コロナが猛威をふるう最中、いまの政権の
対応施策の全てに対し、悪口雑言を浴びせかけるメディアなどの風潮。
まるでウィルスのさらなる蔓延を期待しているのかと見まごうばかり。
<実際にウィルスを「痛快な存在」とSNSに書いた反政府新聞記者もいた。>
そういうのを子どもたちにはあまり見せたくはないと思っていた。
とくに日本全国にわたってマスク不足に陥っている最中に
洗って繰り返し使える「布マスク」を全世帯に配布する施策に対して
悪口雑言の限りを尽くしてきた一部のマスコミについては
日本人として、強く違和感を禁じ得なかった。
髪の毛が入っていたとか、虫が入っていたとか、カビていただとか、
ヒステリーの限りを浴びせかける風潮にあきれ果てていた。
もし万が一そうだとしても、洗えばいいではないか・・・。
まさに「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」そのまんま。
坊主の袈裟は権威を表象するものだが、マスクは健康を守ってくれるもの。
少なくともマスクそれ自体に罪があろうハズがない。
たくさんの人の手を通って作り出された貴重な「モノ」なのだ。
いまは駅前に「回収ボックス」を設置してゴミのように「捨て」させて
これ見よがしに反政府活動しているケースまであるのだという。

そのマスク、札幌のわが家ではまだですが、
関西圏に居住する息子のところには昨日届いたようで、
その写真をLINEで送ってくれた。
「全然ちゃんとしてるわ」と印象を伝えてきた。
マスクをした顔写真も送信してくれて、いっときLINE団欒。
ギスギスして余裕の感じられない世相の中ですが、
少なくとも中国製の不良品使い捨てマスクよりはこころが感じられる。
洗って繰り返し使えるということはやはり日本人的な心性には叶っている。
わたしはモノを大切にしなさいと教え育てられた世代。
いまの世相でいかに政治的反感を持っているとはいえ、
モノにまで難癖をつけるという人たちを見るにつけ、
日本人としての公徳心「モノを大切にする」感謝の気持ちというのも
社会から消え去ってしまったのだろうかと、心が痛んでいた。
たぶんいま、自分の不用意なクシャミが他人の迷惑にならないように
日本人の多くが不織布マスクを何度も洗って繰り返し使い続けている。
転売目的で在庫を貯め込んで高値販売しようと考えていた連中がいま
やむなく既成の通常ルートではない闇のルートでマスクを
大量放出し始めているのには、この政府の施策が効果を発揮していることは
市場原理から言って明らかだろう。
既存のマスク販売ルートには、こういう輩はまったくツテもなく流す気もない。
だから、全然無関係な店舗でゲリラ的に販売されている。

わたしは、自分の元にこの布製マスクが届いたら、
毎日洗い続けて、繰り返しながく使い続けたいと思っている。
きっとそういう日本人が、まだ多いだろうことを願いながら。
それはこの新型コロナの貴重な体験を忘れないことにも繋がる。

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