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【2×4床断熱住宅での室内側気密化施工】

きのうから2日間の日程でアース21例会in十勝。
いくつかの予定バッティングもあり、また鎌田紀彦先生の連載記事の
参考事例についての諸連絡事項もあるなか、
十勝での住宅見学を主体とした例会参加であります。
だいたい年に1回は十勝地方での住宅見学が組まれますので、
この例会は注目度が高く、また参加者も多い。
きのうは新規加入希望者も含めて、大勢の参加がありました。
やはり実物の住宅を見学するのは、なによりも面白い。

写真は十勝でも中核的なメンバー・岡本建設の事例。
十勝の方では、基礎断熱よりも「床下断熱」を採用している例が多い。
こちらも床下断熱で施工しています。
ただし、十勝の凍結深度は1mとなっているので、
基礎断熱という意味合いというよりも地面凍上影響防止のためだけに
基礎外周には板状断熱材が貼られてはいます。
この写真は、外壁側ではない「内壁」部分で「気密化」施工しているものと、
一方では気密化せずに内壁断熱材充填のみとしている様子を発見。
「これはどういう意味合いですか」と確認しました。
この気密化施工箇所はユニットバスの場所回り。
ユニットバスは基本的には防水が完備されていますが、
経年劣化などの可能性もあり、万が一の場合に備えて「防水」し、
また、万が一の床下断熱からの欠損に備えて、
その両方に備えてこのように「内壁」まで気密化施工を行っているとのこと。
また、手前側の気密化していない壁はトイレの外周。
こちらは「防音」の意味だけで、気密化はしていないということ。
トイレは風呂とは違い、加温や湿度上昇の可能性は少ないのですね。

断熱材の厚みだけが性能基準になってきていますが、
北海道では基本的に気密化がきわめて重要な意味を持っている。
その手順や要領について、北海道以外ではどのようになっているか、
こういった目立ちにくい性能向上努力についても、
大いに注目していくべきだと思いました。
本日はまだ例会勉強会中という時間の制約もあり、短め投稿。
明日以降まとめて書きたいと思います。

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