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建長寺再訪2・六重塔?

札幌に戻ったら、きのうの大嵐に続いて
けさは一面の銀世界に戻っておりました。
札幌でも10cmくらいは降っている感じで、お勤めの雪かき。
強風にあおられて、わが家の問題箇所が露呈しまして
急遽、屋根工事屋さんにお願いして、応急処置。
くわしくは稿を改めて、お知らせいたします。

で、建長寺の続きです。
きのうの「仏殿」は、何回かの火災の末に建て替えられた
江戸中期の建物のようです。
見学した時点では、知らなかったので、
格天井や壁面に金箔・極彩色絵画、というド派手な内装になっていてびっくり。
おおむねすすけているので良くはわかりませんが、
よく目をこらしていると、日光と同じような絵画空間が広がっています。
なので、こうした内装になっているようですね。
さすがに禅寺の本尊安置施設としては、ちょっときれいすぎる。
江戸の政権としては、そこそこに尊崇の配慮を
「源氏政権」の先輩に対して見せて、こういう施設を寄贈したのでしょう。
お寺の側も、この時代に生き延びていくために、
本旨とはやや趣を異にする建築を、ありがたく受け入れたのではないでしょうか。

っていうような印象を抱くのですが、
単純に、このすすけて見えなくなっている絵画表現は
ぜひ克明に見えるように修復保存してもらいたいと感じます。
格天井には、1枠ごとに異なった鳥の絵が描かれているようで
それらが本尊の「地蔵菩薩」像とあいまって醸し出す異次元空間を見てみたい。
まぁ、そうなると、建築それ自体の修復作業も発生すると思われますが、
鎌倉は、鶴ヶ丘八幡ばかりではないという主張のためにも
大いに声を上げて、建長寺の修復整備に力を注ぐべきだ、と思います。
写真は、仏殿に飾られていた「六重の塔」模型。
どうも創建当時は、こうした建築もあったようで、
そうすると、多数の伽藍配置が整っている、本格的国家施設寺院の
創建当時の姿が明確になってくるのでしょうね。
じっくり見ていると、こういうのが現存すれば、
鎌倉を代表するような宗教施設として輝きを放つと思われます。
しかし、現状でも修復作業が行われており、
こういった寺院の維持管理には相当の費用がかかってくるものでしょう。
時の権力への庇護の要請などが欠かせないのが実態。
移築には、そういった事情もからんでいるのでしょう。

なにやら、宗教施設の話題ですが
お金や経済敵意所管理の問題になってきて、至極世俗的ですね(笑)。

北のくらしデザインセンター
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