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外国特派員協会と検察報道

“検察の正義”に委ねていいのか? 元検事、元司法記者が語る、小沢捜査の裏側
と題した報道が、やはりメジャーではない報道機関(失礼)
Business Media 誠というところで報道されていました。
それをyahooニュースが伝えていました。
検察の正義”に委ねていいのか?

元検事の郷原信郎氏(左)と元司法記者の魚住昭氏が
日本外国特派員協会(外国記者クラブ)で記者会見したということ。
文中では、「統帥権干犯問題」まで触れられていて、
問題意識はかなり高く、今日の日本の検察に対しての「監視機能」が
このように表現されているという思いが持てました。
わたしとしては、この記事に書かれているような問題意識が
たいへん重要であり、最後に触れられている
「法務大臣による指揮権」について、
広範にそれが論議される必要があると思います。
なにごとでもアンタッチャブル領域を作ってはいけないので
検察をチェックするのに、その監視装置をきちんと整備することは必要。
ただ、「法務大臣による指揮権」というと、
疑獄事件で政治家を救済するというイメージが強すぎる。
まぁそのように報道誘導されてきたという側面もあるけれど、
ごく常識的に、法務大臣が「指揮権について論議してください」という形で
検察へのチェック機能という部分に絞って「諮問委員会」のような
かたちのものを整備する必要があるでしょう。

っていうことなんですが、
この件について、継続的に興味を持っているのが
「日本外国特派員協会」であり、
そこでこういう会見がセットされている、ということに
なんとも情けない日本のマスコミの現状があると思います。
むしろ、日本の本質的問題は、
かれらのような視点でなければ掘り起こしていけないのでしょうか。
きっかけは小沢問題なのですが、
外国メディアは、正確に問題の本質的所在を感じ取っている。
それに対して、日本のメディアの姿勢は、
この記事の中の両氏の意見でも触れられているけれど、
それこそ、検察と癒着しているマスメディアという構図が鮮明なのですね。
これでは、やはり英語を公用語として指定して
メディアも自由化を図っていかなければならないのではないか。
私自身も、英語はまぁ、あんまり得意ではない(笑)
けれど、正しい情報は英語でしか摂取できないのではないかと
やや暗澹たる気持ちになってきます。
そのうえ、この記事に付けられた「投稿意見」も
きちんとこの両氏の意見についてまともにとらえずに、
きっかけとしての事件についての断罪に終始して、
検察も悪いが、小沢も悪い、みたいな意見が多く掲載されている・・・。
そういう問題ではない、あるいはそういうところが本質の論議ではないのに
論議をすり替えて、影響を削ごうとするように思われました。
ちょっと悲しいと思います。

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