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年末最後のお仕事、北海道住宅基準会議

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きのう25日は、当社のことしの仕事納め。
午後イチからは締めの全社会議でしたが、
わたしは最初に発言してその後、中座して掛け持ちの会議へ。
先日お知らせした、北海道の地域住宅基準「きた住まいる」の会議です。
先日の会議は「親会」というふうに呼ぶのだそうで、
きのうの会議は「ワーキング」といわれる会議。
諮問会議のような場合、行政側の仕分けとしてはこういうのが
一般的に行われるスタイルのようですね。
一般的には「親会」は、大枠を定める大所高所的な意見交換であり、
実際的な論議はこっちの「ワーキング」で交わされる。
これまでは、わたしは「親会」に参加することが多く、
今回初めてワーキングに参加してきた次第であります。
こういう参加者仕分けって、どういった選定基準か不明ですが、
今回は、会議を仕切っている鈴木さんからのご指名もあった次第です。
一通りの趣旨説明の後は、活発で、実際的な論議に突入。
わたしとしては、どっちかというと市民目線、ユーザー目線が
求められているスタンスだと思うので、
なるべく制度の趣旨が、一般市民から見て意味のあるものにと
発言させていただきました。

こういった行政側の方針作成に関わるケースも増えてきたのですが、
いろいろと勉強になることも多いものです。
日本の行政システムでは、大学などの研究機関などが、
その関連行政分野の「シンクタンク」機能を担うことが多い。
行政側の「研究職」と連携して、知恵袋になっていくのですね。
それに業界関係のメンバーも加わっていき、
さらに市民目線の考え方も盛り込んでいくことになる。
こういった展開がうまく機能すると、有機的な仕組み、制度ができる。
とくに北海道は、住宅について官学民の連携の伝統が根付いている。
制度設計に関わったこととしては、「北海道R住宅」制度があります。
諮問会議のようなスタートから、だんだんと実務的になっていって
メンバー間で具体的に担当分担を決めて
無給であるのに、業界への働きかけまで論議していったこともあります。
論議した制度に命を吹き込むようなプロセス。
行政システムというのは、こんなふうに進められるのだという
そんな具体的な経験もしたのですが、
そういうときに、仏を作って魂を入れられるかどうかは、
それを見て使う人のことが、考えられているかどうかが重要でしょう。
これからも年度末に掛けて、この論議がよい方向に向かうように
一生懸命にユーザー側として知恵を絞っていきたいと思っています。
なんといっても住宅は北海道のプライド、大きな資産だと思います。
この資産を次の世代にも引き継いでいく使命が
たまたまであれ、いまその立場にいる人間には大きく課せられている。
謹んで、頑張っていきたいと思う次第であります。

さてきのうでことしのお仕事は終了。
しばしの休暇をいただきたいと思いますが、
大雪のため、帰ってから事務所・自宅と雪かきを盛大にやり終わった後、
これもまた関わっているあるプロジェクトについての電話が・・・。
う〜〜む、この調子では年末旅行の旅先でも
あれこれの任務が発生していきそうであります(泣)。
写真はことしの当社の刊行雑誌。
本誌別冊含めて,全部で14冊を発行してきました。
総ページ数はA4で、2,452ページ相当。
大体月に200ページ以上制作し刊行してきた計算になります。
まことにスタッフに感謝であります。

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