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キンキの塩焼き

1824

さて、土日の二日間、
しっかりと籠もって、ひたすら新規PPTデータ作成に集中。
今回はテーマからしてまったく新しい分野に挑戦しているので
テキストも、画像・映像も、すべてがおNEWバージョン。
たまにこういう挑戦をやってみると、
いろいろな考え方がリフレッシュされて、
自分自身でも新しい発見に出会えて面白い。
でも世間では札幌マラソンやら、あたらしいスポットのオープンなど
ゆく夏を惜しむかのような賑わいですね。
気晴らしも兼ねて、そのスポットでアルバイト中の坊主を
クルマで送ったら、マラソンのための交通規制が始まっていて、
渋滞に巻き込まれまいと、大急ぎで市中心部を離れました。
都合60年ほどこの街と付き合ってきましたが、
「祭り」のかたちは変化してきていると思わされますね。

さて、写真は気仙沼の料理屋さんで食したキンキの塩焼きであります。
ことし食べた食事の中でもかなり感動した逸品なんですね。
毎日のように人間は食事していくわけですが
四方を海に囲まれたニッポンは
魚類のあじわい方に、独特の食文化を作ってきたと思います。
北方でとれるキンキはわたし、いくらでも食べてきたと思いますが、
久しぶりにゴロンと出されて、箸を進めるウチに
その素材の旨みの醍醐味に完全にやられてしまった。
いろいろなサカナを出されている末に、まさにゴロンとまんまの塩焼き。
まぁ、不意打ちっぽく、素材ゴロンという作戦。
やっぱりこういう潔さ、シンプルさにはかなわない。
まったくノックアウトされてしまっていました。
量も多くて、1尾食べたら満腹でほかのものを食べられなくなった。
料理人というのは、
素材のすべてを見て、どう料理したら
おいしく食べられるかを考え続けているのでしょうが
ニッポンくらい、
魚類の種類が豊かに食卓に上る食文化の国もないのでしょう。
そういうなかでも、素材の旨み、それ自体で直球勝負という、
そういう選択を料理人にさせるのは、なかなかないかと。
気仙沼でしたが、材料は靑森で取れたものと料理人さんは言っていました。

これを食べながら、
料理人さんと酒を酌み交わしまして、
その鮮やかな「配球」に、降参させられていた次第であります。
こんな一期一会の味に、また出会いたい。

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