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既存建築の省エネルギー

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先日の北総研、研究発表会から興味を持ったテーマをご紹介。
第1回は、「既存公共建築物のコスト縮減効果の高い省エネ回収技術の開発」
北海道は全国他地域の平均の約2倍の温室効果ガス排出量。
業務用建築からの排出量も90年時点から53.6%増加しています。
そうした現状を踏まえて、省エネの道筋を考えるために
現状の運用エネルギー構造を分析し、
改善のための方針を考える基礎条件を作っていく研究です。
研究は3段階で構成されていて、
1 実態調査を行い、暖冷房・空調などの用途別運用エネルギー標準値を提案。
2 運用の改善・高効率設備機器への更新などで削減を実現。
3 エネルギー診断ソフト「Dear.H for pubric-fc」を開発提案。
というプロセスがプレゼンテーションされていました。
写真はプレゼンのなかのスライドですが、
運用エネルギーをおおまかに
1 暖房熱源
2 暖房動力
3 冷房熱源
4 冷房動力
5 照明コンセントなど
6 給湯など
7 冷房給湯など
というように仕分けされていました。
それらが、建築用途でどのように違いがあるのかを明らかにし、
それぞれごとに運用エネルギーコスト削減策を考えるのですね。
発表では、こうした仕分けはもともとされているわけはなく
電気料金などの請求書から按分などを考え合わせていく作業の報告がありました。
目的別に電気メーターがあるわけはありませんから、
最後はこういう作業になるでしょうね。
主に電気設備関連の改修・改造処置で、
大きくコスト削減も現実に計られたということで
このようなアプローチはこれから脚光を浴びることになっていくと思われます。
民間の既存建築物については、すでにこうしたアプローチ手法が
北総研HPにアップされているそうで、
ダウンロードして、利用可能になっているそうです。
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