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ウェストバンクーバー2〜カナダの家づくり_8

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バンクーバーで成功した寿司レストラン・出前寿司を経営している日本人Mさんのウェストバンクーバーの家です。
「わたしなんかウェストバンクーバーでも、高台じゃなくって、下の方ですから(笑)」って、謙遜してますが、広大な庭があってその庭に向かってテラスがあり、そこでジャグジーを満天の星空の下で楽しめるようになっています。敷地が3000坪くらいあって、確かに成功した人かも知れないけれど、たぶん同じくらいの成功者でも日本にいれば、まぁ普通の、ちょっといい家程度を購入できる、くらいなんです。日本では都市の中の高級住宅街のなかの「一般的」戸建て住宅くらい。百坪くらいの敷地にコンクリート住宅ってとこかな。
って、最近はたとえばホリエモンなんかのような、桁が少し違うような成功者を出してきているデフレニッポン、ですからその面では少し似て来たのかも知れないのかなぁ。
バンクーバーでも、香港からの移住者が急激に増えてきて、かれらのなかからの成功者がでてきているとか。中国人って、海外に生活するとすぐに現地で同胞扶助組織を作り、つよい連帯でその移住国のなかでの力を作り出していくんだそうです。世界中で見られますね。そういう文化伝統を持っているらしい。ところが、海外で生き抜いていこうという歴史的経験を持っていない日本人社会は、「日本人会」っていっても、任期がくれば本社に戻る、いい会社の支店長程度がトップに座る親睦会が関の山。
このとき同行した建材輸入の仕事をしているIさんは、Mさんのお店でアルバイトしながらチャンスを作って独立した人。その後も有形無形にMさんのバックアップを受けているようです。仕事で同行したわたしたちの接待まで引き受けてくれているわけなんですね。Mさんのように、現地に住み続けてそこでの成功を考え、さらに自分に続く人たちを支援したいと考えるタイプの人なんて、なかなかいないでしょうね。でもそうした人の広がりがこれからの、世界の中で生きるニッポン人としては非常に大切な部分になっていくものなのでしょうね。

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