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大規模漁家・ヤン衆の食卓

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最近、インターネット広告のことを調査しています。
まぁ、まだまだ研究段階なのですが、
いろいろ勉強になることは多い。
わたしは広告畑出身の者なのですが、
広告を巡ってのマーケティングが、実に多彩な数字化が可能になっていて、
どうも、インターネットが一番改革しようとしているのは
「広告」の世界なのではないかと、思い始めています。
結局、インターネットではコンテンツに対して課金する、というタイプは難しく、
勢い、収益を上げる方法としてはひたすら広告と言うことになるのですね。
それで、新産業といえる分野なので
若く、新鮮なアイディアが次々と出てくる。
ただし、方向性としてアナログメディアの世界が作ってきた
個人情報の保護、知的権利の保護、という面への配慮がどうなのかなぁ、と
懸念されるような側面が、確かにありますね。
ゴロッと違うテーマのブログです(笑)。
写真は大好きな「番屋」建築の事例です。
番屋というのは、江戸から明治大正にかけて北海道でもっとも活発だった産業、
にしんなどの大規模漁業施設です。
この当時は食べていくために、農家の次男三男たちは
出稼ぎ場所として、北海道西海岸などのこうした番屋で働いたのです。
行李と呼ばれる鞄とも、収納とも言える身の回り用具を背負って
「めしはいくら食べてもタダ」というような「条件」で労働していました。
こうしたヤン衆を集める作戦として、
こういう条件が、他と比べて競争優位条件だったそうです。
その結果、いまも小樽に豪勢な別邸、酒田に本邸を残した
青山家のような大成功した漁家もいるわけですね。
こうしたヤン衆のための空間って、なかなか見ていると面白い。
「立って半畳、寝て一畳」の世界そのまま、合理精神が行き渡っている。
食卓もこういう箱にワンセットで提供されています。
しげしげと見ていると、実にうまく考えられているものばかりなんですね。
インターネットの世界も、
こういう古い産業の世界も、同じように創意工夫で
切り開かれ、栄枯盛衰が繰り返されるのだろうと思います。
しかしつくづく、アナログ主体の考えだなぁと、自分でも気付きますね(笑)。
いま、どんどん変化し続けているインターネットの世界、
行く末はどんな姿になっていくのか、着地点は見えにくいですね。
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